
モンゴル国
Mongol

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靴磨きは外出時の必需品
モンゴル人達はきれいに磨かれた靴にこだわります。
モンゴルの道路は、埃っぽい道ばかりなのに・・・
小さな靴磨きをかばんに入れて持ち歩き、目的地に到着したらチョイチョイと磨いてから、入口を入ります。
特に夏場は砂ぼこりが多いため、そこかしこの道端で靴を磨く人を見かけます。
遊牧民の人々にとって、頭と足は自然界のエネルギーが入ってくる重要な部位です。
特に大地に接する足は神聖なものであり、それを覆う靴を非常に大事にしているのです。
きれいな靴は歩きながら幸せを運び、逆に靴が汚れていると不幸を運んでくると信じられています。
また、靴が汚れているとだらしない人と思われ、商談もうまく進まないなんてことも・・・。
靴で人の評価が決まるため、靴みがきは外出時の必需品です。
(2015.12)

モンゴル流ジンクス
赤ちゃんは、悪霊に狙われやすいと信じられています。
子供が生まれても無事に育つことの少ない家庭では、健康に育っている母親の服の裾を切り取ってもらいます。
また、悪霊に狙われない為に人間の名前とは思えないような「人でなし」「名無し」等の変わった名前が意識的に付けられます。
物干し紐の下をくぐると汚れると言われています。
かまどの火は、自然に消えるまで自分で消してはいけません。
消すと家が途絶えます。
鍵を放り投げたり、ぐるぐる回したりすると、借金ができるといいます。
死んだ人の名前は、霊が戻ってくるので呼びません。
またこれには死者を尊敬している意味もあります。
針に糸を通すように頼まれても、糸の結び目を作って返してはいけません。
結び目がはずれるまで、その人と会うことができなくなるといわれていいます。
渡り鳥が飛んでいるのを見るのは縁起がよい。
去っていくのを見るのは縁起が悪い。
流れ星を見たら、「トゥイ、トゥイ、トゥイ、私のじゃない、人の星!」と言います。
人にはそれぞれひとつずつ星が決まっています。
誰かが死ぬとその人の星が流れるといわれています。
星が流れるのを見たら、自分が死ぬ番ではないことを願います。
山の近くでその山の名を呼んではいけません。
山の神様が怒るといわれます。
家畜に子供が生まれても数を数えてはいけません。
死んでしまいますから。
羊と山羊はのどを切って殺してはいけません。
羊と山羊の血は不浄とされているので、その血が地面につけば大地を汚す事になるからです。
家畜を殺して食べる時、必ず火の中にその小片を投げ入れます。
1ヶ所に同時に2人の妊婦が住んではいけません。
どちらかが死んでしまうといわれます。
机の角の位置に席をつくらない。
角に座ると結婚出来ないと言われます。
ベッドの中に入って泣いてはいけません。
歌を歌ってはいけません。
理由は鬼が喜ぶと言われています。
(2015.12)

足と足がぶつかると、喧嘩を売る合図
モンゴルには足と足がぶつかったら、必ず握手をするという習慣があります。
足がぶつかると、将来、敵同士になると言われており、それを避けるために握手をするのだとか。
モンゴルの人々の間ではごく当たり前の行為で、町でうっかり足がぶつかってしまった知らない者同士でも、握手をします。
これをしないととても失礼にあたります。
食事中に机の下で足があたっても必ずします。
握手といっても、がっちり握るというのではなく指先同士をちょこっとつまむ感じです。
(2015.12)

モンゴル人は苗字がなかった?!
最近までモンゴル人の名前には、苗字がありませんでした。
その為、パスポートの苗字欄には名前を記入します。
名前欄には×印を書き、記入しません。
苗字らしき名前が記入されてますが、これは父親の名前が記入されているだけです。
結婚した男女は、今まで通りお互いの名前で呼びますが、新しい苗字を持ちません。
もともとはモンゴルにも姓がありました。
しかし1925年、氏族をあらわす姓は民族主義的であるという理由で廃止されてしまい、かわりに父称が導入されました。
父性とは、姓がなく「父称(父親の名)+名(自分の名)」からなりたちます。
社会主義時代も「父称+名」が使われてきましたが、1999年に姓を復活させることになりました。
今では、皆、姓を持っており、モンゴル人の正式な名前は「姓+父称+名」の3つからなっています。
父称は基本的には実の父親の名をつけます。
しかし、父親に認知されていない場合は?
➡母親の名を名乗ります。
また、両親が離婚して母親に引き取られ、その母親が再婚した場合は?
➡どちらを名乗るかは自分たちで選択できます。
新しい父親の名に変える人もいれば、そのまま以前の父親の名を名乗っている人もいます
また、自分の実の父親の名を名乗るわけですから、結婚によって名前がかわることはありません。
しかし、長年の習慣のせいか、日常生活の中では、姓はほとんど使われておらず、あいかわらず「父称+名」が用いられています。
たとえば、横綱の朝青龍は、モンゴルでは「ドルゴルスレン・ダグワドルジ」と名乗っていますが、このうち「ドルゴルスレン」が父称(父親の名)、「ダグワドルジ」が名(本人の名)です。
(2015.12)
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