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モナコ

Principality of Monaco

金持ちのパラダイス タックス・ヘブン

モナコでは個人居住者に対して所得税を課していません。

ただし、一部のフランス人は例外となります。

フランスがモナコに併合を強要しない代わりに、1957年以降に移住したフランス国籍者は、税金をフランス政府に納めなければなりません。

また、モナコでは「 いかなるモナコ居住者も脱税の容疑で本国引き渡しはしない」と決めています。

その為、モナコ国外から自国で税金をガッツリ取られている富裕者の多くが、この国にやってきます。

日本人の場合、日本に半年以上住んでいなければ、住所のある国で申告する事になります。

つまり、モナコに住んでいれば所得税がないので、モナコでの所得についてはまったく無税となるのです。

 

《取得税》

 一部のフランス人を除き、無し。

《不動産》

 不動産税、住居税、財産税、相続税、値上がり利益に対する所得税など無し。

《相続税》

  直系親族、夫婦間での相続 贈与に税金は無し。

 それ以外の税金も軽くなっています。

  直系親族 夫婦 0%
  兄弟 姉妹 8%
  叔父 叔母 甥、 姪 10%
  それ以外の親族間 13%
  他人 16%

《法人税》

 通常の法人には税金は無し。
 税金が 課税されるのは次の場合で、 33.30% の法人税です。
 ・モナコ外での年商が 総年商の 25%を超える場合
 ・特許権、商標権、著作権 での利益受け取りをする法人

 *しかし これに当てはまる会社でも、会社の利益を役員の所得にしてしまえば所得税がないの

  で法人税もなきに等しいのです。

 *1991年以降に設立された会社で他の会社からの出資率が50%以下のものは、最初の2

  年は免税、それ以降の3年間も軽い税金となっています。

  さらにその会社が 技術、科学研究に関係すれば、軽減措置があります。

 

税金取らなくてモナコはどうしてやっていけるの?と疑問の方、心配無用です。

モナコの歳入は年間約10億ユーロ(約1,026億円)程度あり、そのうち60%がVAT(付加価値税)によるものです。

大富豪に住んでもらって、彼らが不動産や高級車や宝飾品をばんばん買い、毎晩パーティーしてキャビアやワインなどの高級食材を食べまくりお金を散々使ってもらうことによってモナコは潤っているのです。

(2015.12)

国境封鎖まで3分

モナコではわずか1.96k㎡の土地、3万5,000人の住民に対して、警官の数は515人います。

国民およそ68人につき1人という計算です。
面積比・人口比のどちらにおいても世界一多い警官数だそうです。

そのため、事件が起きた時犯人逃亡を防ぐ為の国境封鎖もわずか3分で行えます。

ちなみに、日本の警察官はおよそ28万人。
およそ429人に1人となっています。

他にモナコ大公の専属警備を行う衛兵もおり、モナコの犯罪率は非常に低く抑えられています。

(2015.12)

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