
デンマーク
Denmark

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25歳までに結婚しないと、シナモンまみれにされる?!
デンマークでは25歳の誕生日までに結婚できないと、公衆の面前でシナモンまみれにされてしまう習慣があります。
この儀式の為に、シナモン入りの消火器も販売され(約¥8,000)、デンマークでは普通に購入できます。
この消火器の威力はすさまじく、2㎏のシナモンを30秒間で噴射。
たちまち真っ茶色なシナモンまみれにすることが出来ます。
この儀式は、結婚していない男女への罰として行われています。
また、公衆の面前で行うのは、独身であることをド派手に近所にアピールするデンマーク流の婚活術なのです。
一見、悪ふざけにも見えますが、400年の歴史をもつれっきとした伝統儀式です。
ではなぜ、このような習慣が生まれたのかと言うと・・・
16世紀頃のデンマークでは、香辛料貿易が盛んに行われていました。
その中でも高価なコショウを扱う商人は特別な存在でした。
彼らは”仕事に専念すべし”と、独身の男性しか就けない職業でした。
そこから、”独身の男”という意味を持つ”ペッパースヴェン(コショウ男)”という言葉が生まれ、独身男性を茶化すこの言葉として使われるようになりました。
また、その言葉にちなみ独身男性にコショウを贈る慣習が生まれ、そのうち贈るだけでなく、コショウをぶっかける慣習も生まれました。
1950年代からは、コショウからシナモンに転じ、25歳の男性のみならず女性にも適応し、「25歳で独身の人」にシナモンをかける様になったそうです。
コショウからシナモンに転じたのは、その昔、エジプトではミイラの防腐剤としてシナモンが使われていたことから、”独身でも腐ってしまわないように”という願いが込められています。
シナモンには女性が喜ぶ美容効果が2つあり近年、注目されています。
1つ目はシミの予防。
シナモンには血行をよくする桂皮アルデヒトが含まれ、老廃物の排出が促される為、シミの予防には効果的です。
2つ目はダイエット効果。
シナモンにはインスリンの分泌を高め、空腹感のもととなる血糖値を安定させる働きや脂肪の吸収を抑える効果があり、ダイエット効果が期待されています。
1日に2~3g程度で入れるだけで十分なので、コーヒーや紅茶に入れるのもお勧めです。
(2016.1)

ヘッドライトは昼でも点灯?!
デンマークでは日中の明るいときにも、常にヘッドライトをつけて運転しなければいけません。
従わなければ100ドル以下の罰金に処せられます。
(2015.12)