ノルウェーの国会には、どちらかの性が、候補者の４０％を下回らないように政党に義務づける「クオータ（割り当て）制」があります。

クオータ制とは、政治における男女平等を実現するために、議員・閣僚などの一定数を女性に割り当てる制度です。

ノルウェーの女性議員は約３６％と、日本の約８．９％を大きく上回ります。

閣僚も１９人中８人が女性です。

議員の平均年齢は４４歳で、その中には子育て中の母親も多数います。

(2015.12)

妊娠した女性には、３週間の産前休暇と６週間の産後休暇があります。

夫婦で計４３週間の育児休業が認められ、１９７７年、休業中は給与の８０％が国民福祉保険から給付されることになりました。

１９９３年には父親に４週間休む権利を認める「パパ・クオータ制」ができました。

パパ・クオータ制度は、育休の一定期間を父親に割り当てるものです。

ノルウェーが初めて導入し、北欧を中心に広がっていきました。

現在、男性の約８割が休みを取っています。

(2015.12)