昨今では教会での結婚式を行うカップルも増えていますが、昔ながらのベラルーシ流結婚式を挙げるカップルもまだまだ多くいます。

ベラルーシ流結婚式の準備は、女性が5歳程度のころから始められると言われています。

結婚時に女性は親族、新婦側親族の男性にベルトを贈る習慣があります。

このベルトの作り方を5歳ころから覚え始めるのです。

覚えた後、日々練習をし、プロポーズを受ける頃には数本を作っておくようにするのが慣わしになります。

結婚式当日には、人数分のベルトが完成していなければいけません。

結婚式の当日は新郎が新婦の家へ迎えに行くことから始まります。

このとき、新婦は木箱の中で待っています。

新郎は新婦の入った木箱を担ぎ、あるいは引き摺り運びます。

花嫁の入った木箱を運ぶことが出来ない男性は「力のない男」として親族などに笑われることになりますので、男性は必死になって新婦を運びます。

(2015.12　World Wedding)