ロシア
Russian Federation
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テーブルに空のボトルを置くと縁起が悪い
ロシア人は、空のボトル、鍵や小銭をテーブルに置きたがりません
縁起が悪く、金運が低下したり、涙を流すような不幸に繋がると信じているからです。
レストランでの食事でもボトルが空くと、さっさとテーブルの下に置いたり、ウェイターに片付けさせます。
(2015.12)
家族が旅に出たら掃除しない
家族の誰かが「旅」に出たら、目的地にたどり着くまでの間片付けをしてはいけないと言われています。
洗濯も掃除もすべてお預けです。
昔、お葬式の後、亡くなった人がもう二度とこの家に帰ってこないという意味で床を洗っていました。
旅人を死人と同じ扱いにしない為、旅の間は床掃除をしないようにします。
(2015.12
花束は奇数本で
ロシアで花をプレゼントする場合、偶数の花を贈ることは絶対に避けなくてはいけません。
もし贈ってしまったら、相手は傷つくか、相当嫌な気持ちになるはずです。
なぜなら、ロシアで偶数の花を贈るのはお葬式や法事など、故人を悼む場合に限るからです。
お葬式のときやお墓などにたむける花の数が2本、4本、6本と偶数本で決まっているのだそうです。
どうしても年齢の数だけ花をプレゼントしたいけど相手が偶数の年齢の場合は、年齢からマイナス1本引いた数を同色で揃え、最後の1本は違う色の花束を贈るようにすると良いそうです。
また、ロシアで花をプレゼントする時は、次の花は避けましょう。
黄色い花は、関係が終わることを意味します。
赤いカーネーションは、墓前に供えるものです。
また、兵士が帰還した時に渡す花でもあります。
(2015.12)
結婚がすぐに認められない
日本では婚姻届を出した日に結婚が認められますが、ロシアの場合は煩雑で、すぐには認めてもらえません。
結婚式の1ヶ月前と2日前の2回、夫婦そろって役場に出向いて申請しなくてはならないのです。
若くして結婚し、すぐに離婚してしまうカップルが多いため、考え直す期間を設けているのです。
人によっては結婚が認められるまで3ヶ月かかる事もあるのだとか。
さらにロシアの結婚式では新郎が新婦に対する愛情を示すため、靴でお酒を飲むという習慣もあるそうです。
(2015.12)
結婚式当日、花嫁に会えるまで新郎に起こる数々の難関
結婚式当日、新郎が新婦に会うまでに数々の難関が待ち構えています。
まずは、新婦の家に迎えに行ってっも、花嫁はすぐには出てきません。
アパートの入口で新婦の友人に通せんぼされ、新婦にふさわしい男かどうか試されます。
次に、新婦のキスマークを当てるクイズ。
新婦の名前が書かれた紙を当てるゲーム。
(輪切りのレモンの下に女性の名前が書かれた紙が入っていて、新婦の名前を引き当てるまで食べ続けるのです。)
他にも、結婚に関するクイズが出たりします。
新郎はこれらを全て突破しなくてはなりません。
この儀式を「ヴィクプ」といい、ロシアの結婚式の始まりには欠かせないイベントです。
結婚のとき新郎新婦の同姓の友人各1名が「証人」となりますが、「ヴィクプ」を取り仕切るのは新婦の証人。
一方、新郎の証人は新郎が関門を突破できるよう手助けします。
では、問題が解けない場合はどうするか?
手持ちの現金やウォッカ、お菓子、つまり賄賂で新婦側と交渉して通してもらいます。
なお、「ヴィクプ」という言葉には「買収」という意味もあり、元来は花嫁を買う儀式でした。
(2015.12 函館日ロ交流史研究会)
独身女性はテーブルの角に座らない
昔、ロシアでは末席となるテーブルの角に座るのは、嫁に行き遅れた女性か、貧しい親戚や養ってもらっている人いうのが相場でした。
そのため、未婚の若い女性が 角の席に座ったら、7年間嫁に行けないという迷信が生まれました。
最近では気にせずに角の席に座る若い女性もいますえまが、大概のロシア人は若い女性を角に座らせず、自 分も座ろうとしません。
(2015.12)
外出後、家に戻るのは縁起が悪い
ロシア人は外出した後、家に戻るのを極力避けます。
外出した後、家に戻るのは縁起が悪いとされているからです。
忘れ物を残した場合、忘れ物をしたまま出かけるか、家に戻ってその日の外出を諦めるか、本当に取りに帰る必要があるか真剣に考えます。
もしどうしてもその忘れ物が必要な場合には取りに帰りますが、その際、鏡で自分の目を見る事を忘れません。
これによって、邪悪な力を欺くことができるとされています。
(2015.12)
ロシアは、数年前まで毎年、人口が80万人~100万人ずつ減っていました。
死亡率が高いのに、出生率は西側先進国並みに低かったのが原因です。
まず出生率を引き上げようと、2007年から第2子以降が誕生する度に「母親資金」 として36万5千ルーブル (約94万5千円) を支給しています。
好景気と相まって、出生率は22 %増加しましたが、1家族当たりの平均子供数は現在1,59人にとどまっています。
ロシアの全夫婦のうち2人以上の子供がいるのは、僅か3%に過ぎません。
また、ロシアでは耕作者不在の農地だけでも5千万ヘクタールに達します。
そこで、出生率を高めると同時に、膨大な遊休地を有効利用する一石二鳥をねらった措置が制定されました。
子供が3人以上産まれた家庭に、もれなく土地がプレゼントされます。
貰った土地は農地に使ってもいいし住宅を建ててもいいのですが、売買は禁止されています。
土地の面積は各自治体が定め、モスクワ州は1500平方メートル以上、農地の少ないサンクトペテルブルク市は600平方メートルもしくは相当分の現金の支給といった具合でプレゼントされます。
(2015.12)
ロシアの
まだあまり
知られていない
絶景スポット
ヨーロッパで2番目に大きな湖・オネガ湖には5,000個余り浮かんでいます。
その中の1つ、キジ島は長さ7㎞、幅500mの小さな島です。
キジ島は、1960年に木造建築の特別保存地区に指定され、ロシア各地から木造建築が移築され、1966年にキジ島保全地区歴史建築民族国立野外博物館になりました。
1990年には世界遺産にも登録されています。
キジ島で1番の見どころは、プレオブラジェンスカ教会。
この教会、実は釘がまったく使われずに建築されているのです。
キジ島には石材がなかったため、約3万枚のポプラの木片を組み合わせて造られました。
22個の玉ねぎ型の造形美、当時の職人たちが織りなす巧みな技術は圧巻です。